わきの多汗症治療(汗腺抑制注射)

多汗症について
体温を調節するとの意味で汗をかくのは人間の通常の生理現象です。 気温が高かったり運動した時に身体の熱を下げるために発汗します。 この生理現象に対し、気温・運動等とは関係がなく精神的な緊張などによって起こるのが精神性発汗です。 手の平や足の裏、ワキの下に多く見られます。この現象が過剰に起こることを「多汗症」といい、 多汗症は全身性多汗症と局所性多汗症と2つに分かれます。
わきの多汗症治療(汗腺抑制注射)とは?
ワキの皮膚の浅い部分に注入することで、汗腺の神経に働きかけ、汗の分泌を弱めることができます。
効果は個人差もありますが、注入後徐々に現れおよそ4ヶ月程度になります。注入するだけの処置ですので、すぐ帰ることもできますし、
当日シャワーも可能です。
ワキの下の多汗症

体温の上昇や交感神経からの刺激でワキの下から多量に発汗し、緊張や不安などで汗が滴り落ちるほどに汗が出ます。
ワキの汗は臭いの原因になる為に多汗症の方は体臭が強くなる悩みもプラスされます。
ワキの下に大量に汗をかく事で汗シミが出来たり黄ばんだり日常生活に不便な事が多くなります。
手のひらの多汗症(手掌多汗症)

緊張やストレスなどで手の汗腺が刺激されて発汗します。人前で自己紹介をしたり初対面の人と話をするなどの
緊張する場面になると手のひらに沢山の汗をかきます。
汗が気になり握手をしたり手を繋ぐことが出来ない、
汗で重要な書類が濡れてしまう、手を動かすと汗が飛び散るなど日常生活に様々な支障が生じる場合があります。
頭部多汗症

「頭部多汗症」は局所多汗症の中でも比較的多い症状です。
頭部多汗症は頭皮から大量に汗が流れるのが特徴です。頭皮から多くの量を発汗すると顔に流れ出てくる為、
髪型は勿論、お化粧も崩れる原因となり、周囲の方にも分かるので
ストレスを強く感じる傾向にあるので、更に症状が悪化する場合も珍しくありません。
当院のわきの多汗症治療をおススメの方




わきの多汗症治療
多汗症の治療には汗腺抑制注射です。

多汗症の原因になるエクリン腺は、ほぼ全身に分布している汗腺です。臭いのないサラサラした汗を分泌します。
多汗症はこのエクリン腺からの汗が多い状態を指します。
汗腺抑制注射による多汗症治療は、ワキや手のひらに注入する事で汗や臭いの原因となる神経の働きを
弱め、エクリン腺からの発汗を抑制します。
メスを一切使用しないので、施術の時間は15分前後です。痛みや腫れもなくダウンタイム(日常生活の制限)もありませんので、
忙しい方でもお仕事帰りにお受け頂けます。
個人差がありますが、平均して6ヶ月間ほど効果が持続します。
エクリン汗腺
気温の上昇・運動時の体温調節の為にでる(温熱性発汗)・緊張したときに出る(緊張性発汗)
・辛いものを食べたときにでる(味覚性発汗)がエクリン汗腺から出る汗は臭いのないサラサラした汗です。
エクリン腺から出る汗の成分は、約99%が水分、1%が塩分やミネラル・尿素です。
アポクリン汗腺
アポクリン汗腺から出る汗は粘り気のあるベタベタした汗です。汗自体には臭いがないですが、 脂肪や鉄分・アンモニア等を含み細菌に分解されて独特の臭いが発生します。