様々なシミやくすみに、ご自宅でメラフェードを塗るだけで治療できます
● メラフェードとは?
メラフェードは通院せずにご自宅でお気軽に治療のできる3本1組セットの塗り薬(医薬品)です。
主成分はトレチノイン(表皮の代謝を高める作用)と、ハイドロキノン(メラニンを抑える作用)です。化粧品ではありませんので、3本1組を決まった用法でお使いいただく治療薬となります。
メラフェードとは、メラニン(皮膚の色素・シミの原因)がフェードアウトする(徐々に消えていく)ところに由来して命名されています。
シミやくすみ、小ジワを全体的にまんべんなく、徐々にきれいにしていくスキンケア治療薬です。
● 日本人向けに開発されたスキンケア治療薬
メラフェードは日本人向けに開発されており、目立つような副作用はほとんどありません。
メラフェードはシミやくすみ、小ジワだけでなく、毛穴、皮膚のハリ、ニキビも改善することができます。誰にも気付かれず、ダウンタイムのほとんど無い治療がご自宅でできます。なおシミについては、肝斑の治療もできます。
市販や皮膚科で処方されるハイドロキノンは、副作用として赤みが約50%の割合で出ると言われており、トレチノインは、1か月くらいで劣化してくる上、赤み・乾燥などの副作用がかなり強く出ることの多い薬です。一方でメラフェードの副作用が原因で使用を中止するケースは非常に少なく、アレルギーによる赤みでメラフェードを途中で止められる方はおられますが、相当稀な事例です。
3本1セットで約3カ月間使用できます。メラフェードの使用期限は製造から1年となります。開封後は冷暗所保存で半年間保存可能です。
● ハイドロキノンとトレチノインについて
●ハイドロキノンの効果:メラニンの生成を抑える
ハイドロキノンを皮膚に塗ると、メラニンの生成を抑えるのでシミを改善することができます。ただし、シミにもさまざまな種類があり、ハイドロキノンの効果が出やすいものと出にくいものがあります。例えば、肝斑や炎症後色素沈着にはハイドロキノンの効果が出やすいといわれていますが、老人性色素斑やそばかすには効果が出にくく、ほくろや盛り上がったシミなどには効果がありません。
ハイドロキノンの効果を期待できるシミかどうかは、医師によって判断する必要があり、ハイドロキノンの塗り薬による治療効果が出るまでには、平均1〜3か月かかります。
●トレチノインの効果:肌のターンオーバーを促進
皮膚は定期的に古い細胞が新しい細胞と入れ替わっており、古い細胞は垢や古い角質として剥がれ落ちます。このように一定のサイクルで皮膚が生まれ変わることをターンオーバーと呼びます。ターンオーバーのサイクルの乱れは、肌荒れやニキビなどの皮膚トラブルの原因になります。
トレチノインにはターンオーバーを促進する作用があり、健康な細胞を作ります。ターンオーバーを促進するので、皮膚の修復力が高くなったり、皮膚のキメが整って毛穴が目立たなくなります。またトレチノインは紫外線を吸収するので皮膚を守る作用があり、ニキビや小ジワ、シミなどに効果があるといわれています。毛穴のつまりが改善されるので、ニキビが良くなり、皮膚のハリに関わるコラーゲンやヒアルロン酸が増えるので、皮膚のハリが出て、小ジワが改善されます。
● ハイドロキノンとトレチノインを併用することによるメリット
● 併用すると治療効果を高められる
ハイドロキノン単独による治療よりも、ハイドロキノンとトレチノインを併用すると治療効果を高められるというメリットがあります。トレチノインは皮膚のターンオーバーを促進するので、新しく生まれ変わった皮膚をハイドロキノンによって白くすることができるからです。
また、サリチル酸やグリコール酸などのピーリング剤を併用するとハイドロキノンやトレチノインの浸透を高めるので、さらなる治療効果を期待できます。
トレチノインとハイドロキノンは正しく使用すれば、高い治療効果を実感できます。しかし用法容量を守らなかったり、使用上の注意点を理解していないと副作用が出て皮膚に悪影響を及ぼすこともあります。自己判断で使用せず、必ず医師の診察を受けてから使用してください。
● 様々な種類のシミやくすみに、メラフェードを塗るだけで治療できます。
メラフェードは、フォトフェイシャルや各種レーザーなどよりも広い範囲のシミに対して有効です。さらにはレーザーでは難しい目のキワまで治療できるというメリットがあります。
フォトフェイシャルやシミ専用のレーザーは、日光によるシミには有効ですが肝斑には効きません。日光によるシミには肝斑が混在していることが多いのですが、メラフェードは肝斑が混ざっている方でも、悩むことなく使用することができます。
1日1回塗るだけのお手軽さなので、忙しく時間のない方にもおすすめできる治療薬です。メラフェードは小ジワや毛穴の開き、ニキビ、ニキビ跡の色素沈着にも効果があり、様々な症状に対してご自宅で簡単に治療できます。なおメラフェード使用中でもお化粧ができます。
● メラフェードの主な効果
●シミ・くすみに働きかける
トレチノインにより皮膚の代謝を上げ、シミ・くすみがある古い皮膚を外に出します。さらにハイドロキノンやαアルブチン・ビタミンCがメラニンの生成を抑え、シミのない状態の皮膚に生まれ変わります。また、血流改善によるくすみ改善効果もあり、血色が良くなります。
●肝斑に働きかける
メラフェードは肝斑の症状もカバーします。肝斑は30代を過ぎたころから現れる女性に多い症状です。茶褐色をした班が、顔に左右対称に表れます。目尻の下や頬に多くできるのも特徴です。
女性特有の婦人系の病気やホルモンバランスの乱れが影響して出来ることが多く、シミだと思っていたものが実は肝斑だったということも多いので注意が必要です。
●小ジワに働きかける
トレチノインにより皮膚表面のコラーゲンがが新しく生まれ変わることで、小ジワが改善します。
●毛穴・ニキビに働きかける
メラフェードは、皮膚の角層をリセットすることにより毛穴・ニキビ改善効果があります。
●茶クマ改善効果
目の下のシミ・くすみは、茶クマと呼ばれます。目の下の黒クマ治療後の仕上げにメラフェードで茶クマを改善すると、さらにきれいになります。
●シミ・くすみの改善で、シワが浅く見える効果もある
シミ・くすみが改善すると、シワ・たるみが反射によりきれいなったように見えます。お顔にシミ・くすみがあると、くぼみ・シワのように見えたり、元々あるシワがより深く見えることがあるので、注意が必要です。
● メラフェード3本1組セットの成分の詳細
メラフェード3本には、それぞれ以下の成分が入っています。
●メラフェード「ホワイトニングTローション」
トレチノイン0.1%とハイドロキノンが4%配合されたローションです。この2つの成分の組み合わせで、より効果的な美白を目指せます。少量で効果を発揮し、さらに肝斑で強い効果を発揮します。顔全体で1〜2滴の使用で充分です。
・トレチノイン・・・皮膚の代謝を上げ、古い皮膚を除去して、新しい肌に入れ替える作用
・ハイドロキノン・・・メラニンの生成を抑え、シミを改善する作用
●メラフェード「モイストエッセンスプラス」
高濃度ヒアルロン酸の保湿液が配合されており、お肌に潤いを閉じ込めながら美白を目指します。
ホワイトニングローションTと混ぜることでローションの効果を高め、またローションを均一に塗ることが出来ます。
●メラフェード「エマルジョン」
αアルブチンやリン酸アスコルビン酸Mgが配合されています。これらの成分は、しみやそばかすの原因となるメラニン細胞の生成を抑える効果を持っています。
先の2つを使った後に顔全体や気になる部分に重ね塗りします。
● ご使用方法
ステップ1・・・洗顔の後、普段お使いの化粧水を塗ります(化粧水は省略可)。
ステップ2・・・メラフェードTとモイストエッセンスを混ぜて顔全体に塗ります。
1〜2週間経過してお肌に問題がなければ、メラフェードTの濃度を上げていきます。
※モイストエッセンスの量を3プッシュから⇒2プッシュ⇒1プッシュへ減らしていきます。
ステップ3・・・メラフェードエマルジョンを1プッシュ顔全体に塗ります。
シミの気になる部分は重ね塗りをし、ラップを10分ほど貼ります。
これで終了です。
※この後、美容液などは塗りません。
※塗ってはいけない場所
上まぶた(目に入らないようにして下さい)、唇は塗らないで下さい。
※目の下は目に入らないようにすれば、睫毛付近まで塗ることが可能です。
※口周りは荒れやすいので、皮膚がポロポロ出たりする場合は、塗る範囲を調整して下さい。
※継続される場合は、3か月使用後、1か月間休止するようにします。
● ご使用上の注意・副作用について
妊婦の方にはお使いいただけません。
メラフェードTは処方医薬品ですので、医師の診察・処方が必要です。
メラフェードTの副作用として、レチノイド反応と呼ばれる赤み・乾燥・ヒリヒリなどの炎症症状やハイドロキノンかぶれが問題になることがあります。
最初から顔全体に塗った場合、赤みや皮膚の皮むけ、まれにアレルギーが起こる可能性があります。
メラフェードの使い始めの最初の1週間で、赤み・乾燥・ヒリヒリ感・かゆみ・皮むけ(皮膚がポロポロ落ちる)・ニキビ悪化といった症状が出ることがあります。これは、効いているという証拠ですが、辛ければ使用頻度を減らすことで対処可能です。
また、部分的に塗布範囲を避けることで継続するという方法もあります。これらの症状があっても、辛くなければ、ご使用を継続されても構いません。
ごくまれにアレルギーの方がいらっしゃいます。休止・再開を何度試しても赤みが出てしまう方はアレルギーが疑われます。その場合は、ご使用を中止して下さい。
メラフェード使用中は、お肌をこすらないように気をつけていただくことが重要です。